行列のできる路地裏
歌舞伎町へ今宵も。
いきなれた街も、少し足が遠のいただけで、違う表情に。
普通に通り過ぎてしまいそうな目立たない細い路地をふらふらと。
自分にとっては、むしろとおりなれた道。
入ると見たことのない看板が。どうやら焼鳥やのようだ。
路地裏にある入口の扉を開けるとまだ営業前とのこと。
20時から営業開始、そして少し前に来て待っていてほしいとのアドバイス。
一時間後か…
他に行くあてもないのでぶらついてから行ってみることにする。
二軒目に行こうと思っていた店がまだあるのか確認したりしながら時間を潰し、
開店15分前から待ちはじめると、すると次から次へこの店目当てと思われる人が増え、通りまで人で溢れかえる。
ここってひょっとして有名店なのか?
ようやく開店し入店。一番手で通される。
二丁目的な古くまた味のある狭い店内。カウンターのみ、背後には一部立ち席もある。
しかも二階にも席があるようでこちら予約用らしい。
カウンター席ギュウギュウに詰めて座ると、まず飲み物のオーダーから。
生ビールをオーダーし、しばし他の客のオーダーがとれるまで待ち。
店内には次から次へと客が入って来るが、オープンと共に満席で入れない。
さて、いよいよ食物を。
煮込み、そして焼鳥は白レバ・せせり・中おち・つくねをオーダー。
おまかせもできるらしい。
焼鳥は一本180円くらいでつまみは300円〜と比較的リーズナブル。
お通しの鮭の炙りを食べながら焼き場を見つめる。
ここでふと、以前知人が歌舞伎町の路地裏に美味しい焼鳥屋があるから行こうと言われていたことを思い出
だした。
ひょっとしてこの店のことでは?とマスターに知人の名を告げるとまさにこの店であることが判明。
わかりずらいところだとは聞いていたけどなるほどね。納得だ。
上品な量の煮込み。
味濃いめでいい味だ。お代わりもいい。
続いて串もの。
白レバは大降りで絶妙な焼き加減。あっという間食べてしまった。
各客のオーダー順、一本一本焼かれて行くために、
次が出てくるまでに間隔がやや空くがが何だかこのタイミングとリズムがいい感じ。
その後もこんなペースで出てきた串はどれも旨い。
一通り食べ終わったのは入店して一時間後。
一人だし、混んでいるようなので〆に一本食べて立ち去ろうと白レバをお願いするも既に売り切れ。手羽先にチェンジ。
しかし、隣にいた鮭と太刀魚を間違えるくらいの常連ぶった客が、席もないのにどこからか女性を呼び寄せ、
一緒に来ていた若手を立たせている姿が不憫になり、キャンセルして店を後にする。
もう一度、ゆっくりと。
そして、マニアの世界へ。
道しるべ
住所 東京都新宿区歌舞伎町1-3-7
営業時間 20:00~翌5:00
by michikusao2 | 2013-02-20 10:56 | 食